別紙:エージェントのインストール手順
M:Arthurのログインサーバーに、エージェントをインストールする手順をご説明します。
1. はじめに
本手順は、M:Arthurに利用するエージェントをお客様の環境にインストールするための手順です。
本手順を実施するのはログインサーバーのみになります。
本手順を実施するにあたって、OpenPBSまたはSlurmがすでにインストールされている必要があります。
その他の前提条件につきましては、別紙:前提とする設定についてをご確認ください。
以下の 2. 以降の手順で、エージェントのインストールをお願いいたします。
2. [お客様作業]アクティベーションコードの発行
お客様から管理者のメールアドレス等をご連絡頂いた後、弊社にてお客様のアカウントを作成いたします。 作成後、メールにてログイン情報をお送りいたします。
- 弊社からお送りする情報
- 管理コンソールのログインURL
- 登録Eメールアドレス
- パスワード
上記の情報を基にログインできましたら、本マニュアルのアクティベーション作成とログインサーバー登録の章を参考にアクティベーションを作成します。
以下の情報がお手元にあることを確認して、次の手順に進みます。
- アクティベーション時に実行するコマンド
- コマンドにアクティベーション情報が含まれています。
3. [お客様作業]エージェントインストールの実施
3.1.~3.2.の手順で、エージェントのインストールをお願いいたします。
3.1. コマンドのコピー
管理コンソールのアクティベーションコード発行画面(【Setting】>【Server】>【Activation】)で、追加した行の右端のコピーアイコン(下図の赤枠)を押下すると、実行するコマンドがクリップボードにコピーされます。
アイコンにマウスを合わせると、コピーされるコマンドが表示されます。
![]()
コピーされるコマンドには、アクティベーションコード(--code)、アクティベーションID(--id)と、アクティベーションの作成時に選んだHPC Type(--hpc)が含まれています。コマンドを手で書き換える必要はありません。
アクティベーションの作成のしかたは、アクティベーション作成とログインサーバー登録をご確認ください。
Proxyをご利用の場合
ログインサーバーがProxy経由で外部に接続する場合は、コマンドをコピーする前に、画面の「Proxy URL」欄にProxyのURLを http://hostname:port の形式で入力してください。
コピーされるコマンドに、Proxyの設定が含まれます。Proxyの設定を手作業で行う必要はありません。
- proxyがhttpsでの接続に対応している場合は、
https://hostname:portと入力してください。 - 認証が必要なProxyの場合は、
http://user:password@hostname:portの形式で入力できます。ユーザー名・パスワードに英数字と. _ ~ -以外の記号が含まれる場合は、%40(@)のようにパーセントエンコードしてください。パスワードは、サーバーのsystemdの設定ファイル(rootのみ読み取り可)に保存されます。また、コマンドの実行中は、ほかのユーザーからコマンドライン(パスワードを含む)が見える場合があります。
3.2. コマンドの実行
コピーしたコマンドを、ログインサーバーで実行します。
コマンドは1行で、下記のような内容です(--code・--id の値は、アクティベーションごとに異なります。--hpc は、アクティベーションで選んだジョブスケジューラーの種類で、pbs または slurm です)。
$ curl -fsSL https://agent.m-arthur.com/install.sh | sudo -E sh -s -- --code "xxxxx" --id "xxxxx" --hpc pbs
このコマンドは、弊社の登録スクリプトをダウンロードして実行します。登録スクリプトは、次の作業をすべて行います。OSごとにコマンドを使い分ける必要はありません。
- エージェント(amazon-ssm-agent)のインストールと、M:Arthurへの登録(AWSが提供する登録ツールを使い、エージェントの署名も検証します)
- CloudWatch Agent(amazon-cloudwatch-agent)のインストールと、ジョブのログ(OpenPBSのサーバーのログ、またはSlurmのログ)を収集するための設定・起動
- Proxyを入力した場合は、エージェントがProxyを利用するための設定
- 登録と、エージェント・CloudWatch Agentの起動の確認
正常に終了すると、最後に下記のように表示されます。数分後に、管理コンソールのサーバーの一覧に表示されます。
[M:Arthur] CloudWatch Agent is running.
[M:Arthur] Completed. Managed instance ID: mi-xxxxxxxxxxxxxxxxx
[M:Arthur] The server will appear in the management console in a few minutes.
- 実行には、sudoの権限と、curlが必要です。rootユーザーで実行する場合も、そのまま実行いただけます。
- ログインサーバーから
agent.m-arthur.comと*.amazonaws.comへのHTTPS(443番ポート)の通信が必要です。 - 対応しているCPUアーキテクチャは、x86_64 と aarch64 です。
- すでに登録済みのサーバーで実行した場合は、登録は変更されず、エージェントの再起動と、CloudWatch Agentの設定のみが行われます。
- CloudWatch Agentの設定は、AlmaLinux / Rocky Linux などのRHEL系のOSと、Ubuntu / Debianに対応しています。
WARNING: --hpc is not givenと表示された場合は、ジョブのログが収集されません。アクティベーションコード発行画面から、コマンドをコピーし直して実行してください。
以前登録したサーバーを登録し直す場合
管理コンソールから削除したサーバーなど、以前登録したことのあるサーバーには、前の登録の情報が残っています。そのまま実行すると、登録が行われず、前の登録のまま起動します(This server is already registered と表示されます)。
登録し直す場合は、コピーしたコマンドの最後に --reregister を付けて実行してください。前の登録の情報を削除してから、登録し直します。
$ curl -fsSL https://agent.m-arthur.com/install.sh | sudo -E sh -s -- --code "xxxxx" --id "xxxxx" --hpc pbs --reregister
以上でインストール作業は完了です。
User Guideに沿って運用を開始いただけます。
4. インストールできなかった場合
登録スクリプトは、実行のたびに、画面に表示した内容と、サーバーの環境の情報をログファイルに記録します。インストールできなかった場合は、必要な通信先に接続できるかの確認の結果と、エージェントのログなども合わせて記録します。
- ログファイル:
/var/lib/m-arthur/agent-install.log(rootのみ読み取り可) - アクティベーションコードと、Proxyのユーザー名・パスワードは、ログには記録されません(
****と記録されます)
インストールできなかった場合は、画面に Installation failed と表示されます。下記のコマンドでログファイルを取り出し、弊社サポートまでお送りください。
$ sudo cp /var/lib/m-arthur/agent-install.log ~/m-arthur-agent-install.log && sudo chown "$USER" ~/m-arthur-agent-install.log
事前の確認(何も変更しません)
--diagnose を付けて実行すると、エージェントのインストールや設定は行わずに、サーバーの環境と、必要な通信先(*.amazonaws.com)に接続できるかだけを確認します。結果は画面とログファイルに記録されます。弊社から確認をお願いすることがあります。
$ curl -fsSL https://agent.m-arthur.com/install.sh | sudo -E sh -s -- --diagnose
Proxyをご利用の場合は、--diagnose に続けて --proxy http://hostname:port を付けてください(curlにも -x http://hostname:port を付けてください)。